Thesis
8/14にカンボジアから帰国し、第1回七五三基金の現地プロジェクトを無事終了してまいりました。全体として成功といえる結果を残すことができたのは、カンボジア現地を始め、関係者の協力があってこそのものでした。
しかし、私自身、大きな成果だと思えるのは、将来に向けて解決すべき様々な問題点が明らかになったことだと思っています。今月はまとめとして、(1)第1回プロジェクト実績 (2)次期へ向けての課題を以下に記します。
(1)第1回七五三基金プロジェクト実績
1.CHHAK CHHOER NEANG PRIMARY SCHOOL(チョチューニア小学校)
場所:カンダ-ル州スロックプノンペン区(付近6ヵ村からおよそ500名の生徒)
〔プロジェクト〕
48*9の大校舎建設(6クラス)
援助額〕
US$31,000 JP¥2,644,450
2.TRANUM CHROENG PRIMARY SCHOOL(トゥルヌムチュルン小学校)
場所:カンダ-ル州プレロマス村(3~6年)
〔プロジェクト〕
校舎改修(3クラス)
〔援助額〕
US$3,500 JP¥300,825
3.OUDONG JUNIOR HIGH SCHOOL(ウドン中学校、中高一貫)
場所:プノンペンから北北西におよそ40キロ。(15クラス、553名)
〔プロジェクト〕
校舎改修(3クラス)
〔援助額〕
US$7,800 JP¥666,013
4.教員養成プロジェクトに関する事前調査
〔概要〕
カンボジアを復興させるには、子供達への教育の充実を図る事が肝要と考える現地NGO、CCEF【Cambodian Childrens Education Fund】が、新方式による教員養成プログラムを計画。
カンボジア北部のラタナキリ州(人口の80%が少数民族)に、同プログラムによって養成された教員が、新方式の教育方法で教育に当たることを目指している。
尚、同団体代表は、七五三基金副会長に就任要請予定のレニー・ パン女史。
〔援助案件〕
ラタナキリ州への事前調査費用4人分(3,000$は自己負担)。目的は現地に適応したプログラム策定。
〔援助額〕
US$4,000 JP¥353,625
プロジェクトパートナー
1、2、 Meas Chanleap(メアス・チャンリープ、カンボジア王国国会議員、故人)
3、 Kassie Neou(カシ・ヌウ、カンボジア人権協会会長)
4、 Pan Renee(パン・レニー、カンボジア子供教育基金会長)
(2)七五三基金発展に向けての課題
1.組織の再構築(より公的に改組発展)
2.財政基盤の整備
A.コンセプト(理念)
B.援助形態
C.資金提供先へのフィ-ドバック
3.更なる人脈作り
4.任意団体に関する税知識の習得
今後、七五三基金の更なる発展、特に財政基盤の確立をを目指して活動してまいります。
Thesis
Takashi Horimoto
第13期
ほりもと・たかし
Mission
東南アジア 援助・開発・国際協力