松下政経塾は、建塾の理念に共鳴する有為の人材に対して、
国家百年の大計をつくり、実践者になるための「場」を提供します。
国家国民の物心一如の真の繁栄をめざす基本理念を探求し、
国家の未来を開く長期的展望となるビジョンをつくる。
強い信念と責任感、力強い実行力、国際的な視野などを幅広く
総合的に体得して、ビジョンを具現するリーダーになる。
国家百年の大計をつくり、実践者になるための要諦は、人から教えられて身につくものではない。
松下政経塾では、「自分でつかむ」ことを研修理念とする。そのため、常勤の講師は存在しない。
師をもたずして師となった剣聖・宮本武蔵の如く、
自分で要諦をつかみながら、国家百年の大計をつくり、実践者になる。
新しい時代を創造する指導者は、自ら進むべき道を知り、開拓していかなければならない。自分が学ぶべきことを明確化し、そのために為すべきことを自ら考えて行動する中で、事の本質は初めて体得される。そのため、松下政経塾では常勤の講師をおかず、塾生自らが主体的に研修を組み立てて実践する。
あらゆる問題を解決して時代を切り拓く指導者は、現地現場に身を置いて問題の本質を見極めなければならない。常に当事者の立場となって、問題の核心は何か、いかにして解決すべきかを探る必要がある。ゆえに、松下政経塾の研修では、何事も現地現場における実体験に基づきながら考えて行動することを基本とする。
指導者には、豊かな感性と深い洞察力に基づく幅広い知見とともに、力強く物事を実行していくための健全な肉体が求められる。しかし、すべての前提となるものは、真に人々の幸せを願って行動する人間性である。
よって、松下政経塾では、徳育に重点を置いて人間自身の向上をはかる。