Thesis
カンボジアの友人にソン・スーベール氏(カンボジア王国王国議会副議長)がいますが、氏は社会事業に熱心で昨年孤児院を開設しました。私も2度訪問しましたが、未だ混迷を続けるカンボジア政界にあって、氏のような存在は一筋の光のようにも思えます。氏は、以前報告しましたメアス・チャンリープ氏とも親交を続けてこられていまた。
今月は氏より届きました孤児院『Le Foyer』の概要(資金要請?)をレポートします。
Le Foyerは、カンボジア王国において20年間続けられた戦争と破壊の結果、捨てられてしまったストリートチルドレンと孤児の為の家です。
Le Foyerは、『正義と平和と開発のためのクメール財団(Khmer Foundation for Justice, Peace and Development)』によって創始され、韓国ソウル市にあるワン仏教ガンナン支部のパク・チョンスー尼僧院長(堀本注:本文は筆者訳。パク・チョンスー尼僧院長の部分は誤訳の可能性もあるため、原文を記す。~The Reverend Mother Superior Park Chung-Soo from Won Buddhism, Gangnam Branch in Seoul~)に後援、資金援助を受けています。
Le Foyerは、パク・チョンスー尼僧院長、ソン・サン(カンボジア王国最高顧問、元首相)氏、またカンダール州知事を初めとした関係者、国会議員の列席の下、1995年4月23日に開所されました。
当初20名を限りとし、16名が入所しましたが、昨年の大洪水の被害によって今は49名(内、8名が少女)が暮らしています。
援助子供達は4名(男2名、女2名)の先生方によって支えられています。WFPは、1995年5月から米と石油といわしの供給を始めてくれています。香港在住の友人、Wor En氏には、毎月300ドルを支援して戴いています(子供一人当たりの必要経費は、月に15ドル)。
私たちの子供達が、1人前の大人として一人立ちできるよう、どうぞあなたの力を貸して下さい。月に1人の子供当たり15ドルあるいは75フランで、2人までの里親になっていただけます。また、更にと思われる方も歓迎いたします。
あなたの善意と団結心に感謝いたします。
Thesis
Takashi Horimoto
第13期
ほりもと・たかし
Mission
東南アジア 援助・開発・国際協力