Thesis
ここ最近私自身の将来設計も含め、七五三基金の将来について考えるところがありました。今月は七五三基金のこれまでと反省点をもって月例報告に換えさせて戴きます。
七五三基金、活動状況
(株)内藤城、(株)NC-Jよりの寄付を主体として運営されている。96年度にはいって 、七五三基金の独立運営を図ることを決意し、資金集めの活動に着手した。
当初は中小企業にターゲットを絞って活動した。各地より講演を依頼されることが多く、その機会を捉えての宣伝など多くの企業に依頼をしてきたものの、全くの不発である。七五三基金という名前から、神社関係にも当たってはみた。多少の反応はあるものの、現時点ではダメである。こうした活動への理解の無さも感じずにはいられなかった。
戦略が悪かったこともあったのだろうが、基本的なこととして、(1)七五三基金が全く無 名であること、(2) 世の中が不況なことの自覚があまりなかったことを反省。
元々、一個人としての私の想いから始まった活動であったことに想いを致し、ターゲットを個人に向けていくことにした。(4月頃より)
これに関しても、執筆活動や講演活動、またこちらより出向いての普及活動での活動拡大を図ってきた。金額的には70万円弱ではあるが、力強い支援者は増えつつある。
9月にはPHP思いやり運動よりの資金助成も受けることができた。以前講演した京都梅小路小学校では全校挙げての空き缶拾いにより、9月の月例報告で紹介した幼稚園宿舎建設に協力してくれている。
また、全体を振り返って、全ての活動を私一人でやってきたメリットとデメリットが顕著であったと思う。あらゆる事務作業に至ってはそれに要した時間は膨大であった。繰り言ではあるが、それがなかったら、と思わないでもない。
いま、私の活動を支えているのはカンボジアの子供達の笑顔と、支援者となって戴いた方より寄せられる手紙などである。事務作業を軽減されれば如何ですか?、子供達の笑顔に合いたいです、等々。如何なる状況になろうとも、七五三基金は続けていくつもりである。
カンボジア関連活動歴
Thesis
Takashi Horimoto
第13期
ほりもと・たかし
Mission
東南アジア 援助・開発・国際協力