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1997年3月

金子美登氏との再会
黒田達也/卒塾生

 
3月28日、埼玉県入間市で開かれた五十嵐文彦前衆議院議員の勉強会で、金子美登(か ねこ・よしのり)氏に約3年半振りに再会した。今回は講師として有機農業についてお話 されるとのことであった。
詳細は『地域から日本を変える 94年2月号』(絶版、イン ターネットの政経塾ホームページ上の私のページに記事が公開されている)を参照してい ただき割愛するが、前に金子さんの埼玉県小川町の農場でインタビューしたお話と全く同 じ話が聞けたことに新鮮な驚きを感じた。
むしろ、有機農業から発展してエネルギー自給 まで手懸け始め、牛の糞を利用したメタンガス発生装置や太陽光パネルを設置し、すでに 利用しているという。政治の世界で3年半もの間、同じことを言い続ける政治家は果たし てどれだけいるであろうか。さらにそれを実行し発展させていることに改めて敬意を表したい。

「今年で有機農業を志して四半世紀が過ぎたが、こんなに世の中に受け入れられるとは思 っても見なかった」と嬉しそうにほほ笑む金子氏。
3年半前に自治体からの研修生2名と 一緒にたった半日稲刈りを手伝い、すっかり音を上げてしまったことを思いだし、「あれ だけの重労働を四半世紀も続けてきたのに、なんて素直でさわやかなコメントだろう」と 感動した。
「もうすぐ二十一世紀となるが、新しい時代には新しい人間の出現が必要であ る。特に日本民族の使命を言い続けているわたしには、その使命の実現のため下坐行に徹 した方々に期待するものが大きい」(神渡良平著『下坐に生きる』の坂村真民氏前書きよ り)。
自らの有機農業を「楽」農(らくのう)という金子氏には下坐という感覚は無いの だろうが、志を立てて25年、やっと努力が報われ始めたというのにこの謙虚さである。
「初志貫徹」、「先駆開拓」、「自修自得」、「素直な心」など、どれも体現されている ように思えた。夏に有志を連れて農場を訪問させていただきたいと申し入れたところ、即 座に快諾していただいた。塾生の皆さんには、25年と言わず2.5時間でも農作業を頑 張ってもらいたいと思う。希望者の連絡をお待ちしております。


1997年3月 執筆
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