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1995/3/29

劉敏鎬

中国 、日本、韓国、3国間の衛星放送を通じる交流というテーマで、去る4月の2週間、韓国の衛星放送現況を調べに行って来た。研究対象地域で取った韓国弟2の大都市のプサン市地域の海外との衛星放送交流の可能性及び交流放送番組の内容を中心的に調査した。

参考で、韓国政府は、最近、来る21世紀のマルチメヂア時代の準備の一環として、35個のCAーTVの開局を始め、4個の地域民放の設立を許可した。

そして、来年には衛星放送の元年としてムクンハ1号衛星が打ち上げられる予定である。

しかし、チャンネル3個が確保された衛星放送の場合は、放送経営権の行方が決定されなかったから具体的な放送番組の内容は、まだ本格的には進んでいない。

備などを行っている。このような韓国放送現況を理解すると、中央集権力が強い韓国でのソウルではなく、地方のプサン市のテレビ局が衛星放送の政策と番組に関する主導権を取ることが難しい。従って、今回の調査の場合は中日韓の交流の方法としての衛星放送ではなく、研究の前段階で地上波テレビを通じる交流方法に関して調べてみた。

特に、プサン、ダイク、光州、大田市等の4個市の地域民放が今年5月14日開局する状況によって、海外との放送交流拡大が必然的な手順になっているプサン市地域放送がどういう風に日本、中国との交流を推進しているのかに関して集中的な調査を行った。

プサン市の場合は現在、テレビ局がKBS(国営)とMBC(文化放送)で二元化になっている。しかし、5月14日のPBC(プサン放送)開局と共にプサン市は新しい放送環境を迎えると予想される。特に、海外との放送交流に基づいて、放送国際化という新しい政策を標榜している新生PBCは既存のKBS、MBCに大きな刺激になっている。

従って、両放送局も放送の国際化という大命題にあう海外放送交流を本格的に推進し始まった。この様な動きは、同然に、放送の環境が似ている日本放送局との交流ということになる。私はこんな状況を先に知ってからプサンに行った。

3テレビ局の関係者(KBS:製作局長、MBC:企画理事、PBC:副社長)に直接にあった結果、日本中国との放送交流に関してビゾンを持って、計画を推進している所は合な放送局はメツロポリタン放送局になるということが話し合ってからの結論になった。

メツロポリタン放送局は来る12月にOPENする予定し、日本全国をカバする中央放送局である。UHFチャンネル13番になるメツロポリタンは東京都が全体資本20%、100個の中小企業集まりが80%出資する民放で、放送春秋時代にあう24時間全日放送(12時間はNEWS、12時間は娯楽とダキュメンタリ)という野心的な計画を持っている。

特に放送番組の中心的な役割になるダキュメンタリの場合、21世紀に向かうアジア諸国の様々な変化と発展の可能性を主として製作する計画でおり、韓国のMBCが力を入れっている番組の主要テーマと同じ内容である。一方、韓国MBCのこの様な希望と共にメツロポリタン側も海外との交流に関して積極的な立場を持っている。

特に韓国との関係を臨むというこの様な事実は私の友達でメツロポリタンに務めている人からの情報である。 こんな状況によって、私は、取り敢えず、メツロポリタン側の具体的な放送製作方向と番組の内容、交流条件等を調べ、MBCに紹介する予定である。

また、ダキュメンタリ等の共同製作可能性と放送関係者交換も探す計画である。

勿論この様な仕事はMBC企画理事からの頼みでおり、松下政経塾の研究員としての研究テーマで取った日中韓3国の交流を通じる共同体結成ということと関係があるのである。

私は、今回の韓国研修を通じて日本と韓国の本格的な放送交流の可能性を確認することが出来った。こんな確認は50年前の日韓の歴史的な悲劇を乗り越えて、新しい時代を開ける可能性の一つになるとおもう。

この様な確認と確信に基づいて、5月15日からは中国に行って中国と日本、韓国 との放送交流に関する研究を行うつもりである。

研究対象では広東省を中心し、対外衛星放送政策と方向を調べる計画のである。

そして、研究テーマと別に今の世界の一番重要な関心事になっているトウショウヘ死後の権力移動と中国の対外外交政策方向に関しても研究するつもりである。

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