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1998年10月

塾生レポート

あびこ、ついに”あびこ版21世紀北海道プラン”づくり始動!!…か!? の巻
我孫子洋昌/卒塾生

 
1. あびこ、立ち止まって半年間を振り返る。

 バタバタしながら、あっという間に北海道での半年間が過ぎてしまった。じっくりと腰を落ち着けて考えることも、その逆に何も考えずにボーッとする日もほとんどないまま活動が続いた。道内をあちこち移動することが多く、高校生以来久しぶりに訪れた町の変わりぶり(鉄道が廃止されていて、すっかり「駅前」がさみしくなっていたり、道がきれいに舗装されていたり、立派な公共施設ができていたり等)に驚きながら、道内各地で、地域を盛り上げていこうという人々に出会ってきた。

 様々な人に会うたびに、「将来あなたはどうするの?」という話になるのだが、あびこの中に、明確な将来像がないために、歯切れよい返事ができないでいた。また、北海道に帰って仕事をしたいという希望はあるのだが、何をどうする仕事に就きたいのかということも目処が立っていない。

 この半年間をざっと振り返ってみると、北海道産業クラスター創造事業への関わりを中心軸に据えて、それ以前は特に気にも留めなかったような個々の企業の活動と接したり、農業や行政の現場にいる人々との出会い、そこで感じた様々な思いがあった。時に感心したり、怒ったりと色々と考えたり、感じたりしたのだが、それらをどのように、あびこの中で一つの考えに集約していかないと、いつまでもその場その場の対応では結局流されていってしまうことになるのではないだろうか。

 ここらで、そろそろ「あびこの理想とする北海道の姿」をイメージして、そこと現状がどう違うのか、またどのようにすれば、その理想とする姿に近づいていくのかを考えなければならない段階に来ているのではないかという自覚が芽生えてきた。この"どのようにすれば"の部分を具体的な方策にしたものが「あびこ版21世紀北海道プラン」ということになるのではないだろうか。

2.「あびこ版21世紀北海道プラン」づくりに向けて

① なぜ、あびこが?

 そもそも、なぜあびこが21世紀の北海道についての構想を考えなければならないのか? 別に他の人が考えてもいいことなのかもしれないし、その方がいいアイデアがいっぱい生まれてくるかもしれない。しかし、あびこも北海道のことを考えるひとりとして、知恵を出しあい、他の人との考えと融合されていくことで、もっといいものになっていくのだろう。という意味で、決して無駄にはならないはずだ。

② どんな計画なのだろうか?

 ひとことで言うと、北海道が「道民が道内のどの地域に住んでも、安心して暮らすことができて、これまでの依存体質(中央・公共部門)から脱却した経済構造を持つ」ところになるようにしたいというものだ。"どこでも安心して暮らすことができる"、"自立した経済構造"、"北海道の自然を活かす"など、誰もが口にする内容ではあるが、「あびこ色」が着くことによって、どういう具合に魅力的なものに変化を遂げるだろうか。まだまだ研究の余地があるし、様々な方からのアドバイスも参考にしながら、練っていきたい。

③ あびこ、まずはどこから手がけるのか?

 これから、絵を描こうとしている人が、実際に仕上げるまでには、まずがっちりとした構想を練り上げてから描くというやり方や、ひたすら描いていく中で、アイデアがひらめくというのもあるだろう。また、絵画を学ぶ人などには、美術館などに通って、そこにある名画をスケッチすることからはじまるというのもいる。

 さて、あびこはどんなやり方で、「21世紀北海道プラン」を仕上げていくのだろうか? そこそこのものが仕上がったとしても、ひとり悦に入るともいかないし、他の皆さんからの批評に耐えうるものでなくてはならないだろう。また、ただ理論武装だけに秀でているのではなく、それを目にした人、耳にした人、触れた人が将来への希望が持てるようなものに仕上げていきたい。

 まず、先述したように、全体のイメージを思い描かないことには、その場その場に対処するだけで、未来図が見えない。漠然としたイメージでいいから考え始めていくことにしたい。難しい言葉や構想、方策などはあくまでも道具であり、手段なのだから、そういうことに神経を回す(ことも重要なのだが)のではなく、着実に、力強く進めていきたい。

1998年10月 執筆
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