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江口元気/松下政経塾第32期生
人々が「当たり前」だと思っている日常は一瞬にして非日常に変わる。非日常になった際に、大きな被害を出さないようにするには、日頃から意識を高め、備えをすることが大切である。
東日本大震災は我々に多くの教訓を投げかけた。なかでも、防災に関する備えをしていたか否かが生死を分けた事例が多くあった。その顕著な例が、「釜石の奇跡」と「大川小学校の悲劇」である。
今後予想される首都直下地震や南海トラフ巨大地震をはじめ、日本列島で発生するさまざまな災害から子どもたちの命を守るためにも今、防災教育を推進することは喫緊の課題である。
しかしながら、一般社会人に対しては既存の「防災士」という取り組みが民間の力で行われているものの、子供たちに対する制度的な取り組みは育っていない。
そこで、私は今回各界が協力して立ち上げた一般財団法人防災検定協会(平野啓子理事長)に参画した。協会では小中学生を対象にした「ジュニア防災検定」を秋に実施する予定である(7月1日募集開始)。
23日にはマスコミ各社に向けた記者発表が行われ、当日は私も僭越ながら司会を務めさせてもらった。翌日には新聞各紙に採りあげられ、自治体や団体からの問い合わせも殺到。11月の第1回検定に向けて普及活動に勤しんでいきたい。
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