活動報告

Activity Archives

医療研究会集大成へ ~病院の経営とは何か~

松下政経塾ロゴマーク

松下政経塾

2009/12/1

津曲俊明塾生(第29期生)

「病院に経営感覚が無い」という声をよく耳にするがこれは何を意味するのか。官民役割分担の原則からいうと公的病院の役割とは民間ではできない医療を補完するということになる。つまり、僻地医療や救急医療という民間の「経営感覚」にはなじまない不採算部門。それから長期的視野や多大な設備投資を必要とする高度医療といった分野である。そのために赤字を補完する一般会計繰出が存在する。またその事業収入は国が定める診療報酬に大きく左右される。

公的病院事業を考えるにあたっては、まずその前提をないがしろにしてはいけない。経営の神様松下幸之助は「経営の要諦は経営理念の確立にある」という。多くの病院は理念が明確である。私は地域医療で起きていることの根本的な原因は、負担と給付のアンバランスにあると考えている。ひとりひとりが負担と向き合い自らができることをしっかりと行っていく社会への転換が必要なのではないだろうか。
(※市立病院を日本で初めてPFI事業化した近江八幡市を医療研究会のメンバーと訪

Back

関連性の高い活動報告

Resarch Update

松下政経塾とは
About
松下政経塾とは、松下幸之助が設立した、
未来のリーダーを育成する公益財団法人です。
View More
塾生募集
Application
松下政経塾は、志を持つ未来のリーダーに
広く門戸を開いています。
View More
門