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故郷の奄美大島において、地域資源を発掘する活動を行っている。この日は、奄美市住用の住用川を訪ねた。この下流域には、沖縄・西表島に次ぐわが国二番目の広大なマングローブが広がっている。ちなみにマングローブとは、特定の植物を指すのではなく、海水と淡水が混ざる汽水域に生育する植物群のことだ。川をカヌーで下り、ガイドからマングローブの生態系について話を聴いた。オヒルギやメヒルギの葉が落ちて、カニやヤドカリの餌となり、さらにそれらが鳥類などの餌になる。そして、動物の糞が植物の肥料となる。このような「生態系というつながり」を可視化、あるいは実感できるところが、奄美の自然環境の最大の魅力であると想う。
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