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2月、熊本県の菊池市を再訪した。同市と、奄美大島の龍郷町とが、お互いにご縁をもつ西郷南洲翁を架け橋とした交流に参加するためであった。南洲翁の精神や生き様の検証と、現代への活用をテーマとしたシンポジウムでは、当初予想の2倍近くのご参加を頂き、地元の方々の興味の深さを感じた。地域の資源としての歴史を掘り下げることは、その地域のルーツやアイデンティティを確認することであり、地元の方々が地域を識り、地域を大切にするためにもとても重要な活動だと感じる。また歴史を通した地域間交流をすることは、相手の地域をよく識るとともに、自らの地域をも深く識ることにつながると思う。南洲翁が奄美に残した「教育の大切さ」を会場の方々と共有するとともに、人も物産も大いに交流することができ、この連携を永く続けていこう、と私は決意した。
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