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中国製造実習

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松下政経塾

2004/10/10

今年度も、昨年度に引き続き、テレビのブラウン管を製造している、北京松下ディスプレイデバイスにて、生産実習を行った。日本とは比べ物ならないほどの低賃金・過酷な労 働環境で働く、中国の内陸部からの現地の工員の方たちと一緒に働きながら、人間にとっての労働の意味を探り、かつ中国経済のダイナミズムの一端を実体験した。

オリエンテーション

工場見学や、実際の工程作業等について、中井部長から説明を受ける。みんな緊張した面持ちだ。

仕上げ工程

ブラウン管の先端にある接続部分にシリコンを注射し、絶縁処理をする。シリコンの量が多すぎても少なくすぎても不良品になってしまう。やっと仕事らしい仕事を任せてもらえるようになった。

マスク工程

細かい技術が要求される仕上げ工程とはうって変わって、ただひたすらレーンで流れてくる、マスクやその他の部品を整理し運ぶといったことが延々と続く作業。正に肉体労働だった。

マウント工程

手先と足を使い黙々とゲッターの溶接を行う。この溶接作業は小さな部品製作のようなものであり、流れ作業とは異なる。自分のペースで行えるが、とても根気の要る単純作業である。
初めは機械のくせをつかむのに時間が掛かり、ミスもあったが、徐々にスピードも上がり、最終的には、溶接するゲッターのその日の作成ノルマを自分で設定するまでになった。

現地の工員の方たちと

今年度は、塾生たちは現地の工員と同じ寮で寝泊りをし、同じものを食べ、仕事を一緒にし、仕事が終われば同じシャワーを浴び、同じ生活をするという大変貴重な経験をすることができた。

どの現場も過酷な作業にも関わらず、工員はみんな一所懸命に働き、作業に慣れない塾生たちに、時折笑顔を見せ親切に教えてくれた。

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