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1996/2/27

March、13th、963月は中国から日本に戻って塾にずっと泊まった。塾で泊りながら中点的に勉強した事は4月からの計画であキューバの問題であった。キューバの歴史、革命過程、カストロという人物、今の経済状況と政治現状等に関しての勉強がそれであった。キューバの問題は最近世界的に注目を受けた事件はキューバ空軍による米国民間機撃墜事件である。

2月14日発生されたその事件は、今キューバが米国とどんな関係にあるかを明確に見せるいいCASEである。特に今回民間機撃墜事件をめぐって国連安保理メンバである中国が見せた立場、すなわち キューバに対する制約案に反する意見はは国際舞台で中国の力を実感させた事であった。米国は今回キューバ問題を大統領選挙に利用している模様である。しかしキューバ問題がいろんな批判を受けても米国からの軍事的な行動までは行けないというのが今の状況である。理由はキューバにそんなに経済的に圧力を入れなくても効果的ないろんな方法があり、特に中国およびki キューバを支持する社会主義諸国の反対のR為である。そして米国民間機がキューバの国境を越えたこともキューバ政府によって明らかになったことももうひとつの原因である。今、台湾海岸をめぐる中国軍事力示威等の脅威問題も米国のキューバに対する勝手な行動をストプする理由である。今回キューバ事態を見ながら私が心配した事は東北アジアの問題であった。もし米国が今回のキューバ中国の民間機撃墜事件を利用して35年前カストロによって無視された自尊心を回復しようする場合その影響はすぐ東北アジアまで及ぶことになるからである。米国のキューバに対する軍事的な行動は国際舞台に置いて台湾問題に関する中国の立場と論理にも必ずいい状況になり、東北アジアの安定にも否定的な問題を生むことになるである。中国の台湾に対する武力示威は、崩壊を目前している北朝鮮の冒険心を呼び、結局戦争という最悪の選択が朝鮮半島で行うことになるである。米国との軍事同盟を結んでいる日本もその場合には東北アジア全般の大混乱に絡んで行くことになる。キューバの問題から分析出来ることはいまの東北アジアの状況はこの様に世界の問題と複雑に絡んでいる地域であり、外部からの小さな問題も直接的にに影響力を行使する理屈になるという厳しい状況である。

このような分析によって今台湾海あん海岸で行っている中国軍事訓練は日本と韓国にも直接関係がある深刻な問題である。しかしこのような問題に関しての日韓両国の対中国対応を見ると別に目立つことがないということが正直な感じである。日本は経済問題の為、韓国は朝鮮半島の統一問題のため、台湾問題をめぐる中国の脅威に対する批判を曖昧にしている状況である。日韓両国の国民が今回の台湾問題を見ながら感じたことは東北アジア問題を決める唯一の変数は中国だけということであったと思う。そして日本、韓国の安全問題を決定することは米国であることも明らかに知られた。危機状況が行う場合経済的な力はそんなに役に立ったないということが本当の国際秩序であることもよく認識された。

日韓両国が今回台湾問題をめぐって見せた弱い対応はこれからの中国の東北アジアにたいする政策にもいろんな参考になると思う。この間、アメリカの右側の大表的なチンクタンクである米国のフバ研究所からの東北アジアに対する政策案が発表された。その案の中の紹介された部分を報告の終りで引用すると、ーー中国が経済的にも政治的にも今より大きくなっても小さくなっても、それの世界に及ぶ影響力は考えられないほど大きい。しかし、中国がこれからどんな方向に行くのかは中国の周辺の国、すなわち日本と韓国などの責任である。中国が世界で信頼を受けられる国になるためには取り敢えず周辺諸国からのいい評価をうけいれなきゃならないからである。中国脅威という昔からの話が単に神話になるか現実になるかは中国周辺諸国のこれからの対応にかけている。そしてその中国に対する調整機能を橋として支えるのが米国の役割である。中国のこれからの行方は東北アジアの努力によって決められることであり、その結果も東北アジア諸国が直接に受けることになる。

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