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「ものづくり」の現場を学び、「商売」の体験を通して、経営の要諦を探究する目的で、今年度も約2週間、パナホーム本社工場(於:滋賀県東近江市)にて製造実習を行った。
ラインに入る前に会社全体の概要や工場についての説明、製造の全過程を説明いただいていたので、かなり具体的な生産の流れをイメージするとともに個別作業の理解が出来た。
床材の吸音材を挿入する工程を担当した丸山塾生。
「道を究める精神がモノづくりにある」と実感したが、長時間立ちっぱなしの作業は身体に堪えた。
外壁のマスキングテープを貼る工程担当の添田塾生。
当初積極的になり過ぎて、逆にラインを止めてしまったり、現場の方の負担を増やしてしまったりとご迷惑をおかけしてしまった。終盤は現場での作業にも慣れ、完全に任される場面が増えた。その意味では、少しは現場の皆様のお役に立てたのではと自負する。
ものづくりの現場に、かなりどっぷりと漬かることが出来た。今後、少子高齢化で国内市場が減少する中で、日本の製造業が生き残る道は、日本独自の付加価値、すなわちモノの「風流さ」「芸術性」にあるのだと思った。工員各人の仕事に対する真摯さ、礼儀正しさには、その可能性を充分に感じさせるものだった。
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