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1月、奄美大島南部の加計呂麻島(かけろまじま)へ、マツクイムシ対策のために、病気になった松の伐採補助を体験した。マツクイムシとは、カミキリムシなどによって媒介される、目には見えないほど小さな虫であるが、その感染力は絶大で、葉が茶色になって枯死した松が多く見られた。防風・防潮林を守るためにも、また景観を保全するためにも必要な作業ではあるが、役所から支払われる林業従事者の労賃は決して十分なものではなく、日によっては赤字となることもあるそうだ。林業を通して、奄美の宝である自然環境を保全していくことについて、技術面や財政面での厳しさを感じるとともに、それでもなお、対策を改善していく必要性を感じ、もっと視野を広げて学ばなければならない、と私は考えるようになった。
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