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1990年代前半において、政治主導で抜本的な年金・福祉・医療制度の改革を行なったスウェーデンを訪れた。日本より早く超高齢社会を迎え、また福祉国家としての政策が財政赤字の肥大を招いたスウェーデンであったが、写真にあるショーンベリ前社会保障大臣を中心とした政治主導の改革のもとで、財政黒字への転換および改革の痛みに対しての国民に対しての徹底した情報公開を行なった。福祉国家としての「国家のビジョン」をしっかりと保ちながら、現実に対応した改革を国民の理解を得ながら進めていく姿勢は今後の日本の政治に最も必要なものであると感じさせられた。ショーンベリ氏との約1時間にわたる話し合いは政治家としてのあるべき姿を強く考えさせられた。
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