7月10日、東京駅近くの会議室において、政経塾第10期の卒塾生である坂井学・防災担当大臣をお招きして「防災ゼミ」を政経塾とPHP研究所の共催で開催しました。
短期間での応募ではありましたが、定員を大幅に超える方に申し込みをいただき、結果として抽選を経て約50名の方に参加をいただきました。
大学生や大学院生も含めて、35歳までの若い世代の皆さん限定の応募でしたが、想像以上に防災への関心が高く、研究テーマとしてだけでなく、実際に企業・NPOや災害ボランティアとして活動されている方が多いことも実感しました。
坂井大臣からは、南海トラフ地震へのハード・ソフト両面からの国の防災方針や各種の施策について講演をいただきました。
私自身、市長時代に平成30年7月豪雨(いわゆる西日本豪雨)の被災地の首長として、警戒体制の中での私自身の避難指示のタイミングの判断ミスや、被災後の復旧・復興のために職員の皆さんと一緒に最前線に立った体験を持っています。当時を思い起こしながら、まさしく「自分事」としてお話を伺いました。
講演の後の質疑応答も、参加者の皆さんの手が次から次へと挙がり、予定時間を大幅に超えて坂井大臣には真摯にお答えをいただきました。 災害は万が一にも起こってほしくないことは当然ですが、ただし、実際に発生する可能性がある以上、政府としても、地方自治体としても、そして、私たち国民一人ひとりも関心を持ち、事前に備えなければならないことを改めて強く感じました。
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