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農地を借りる

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松下政経塾

2012/2/25

内田直志塾生(第31期生)

帆柱から車で10分ほど行った谷合の集落「岩屋河内」に7畝(約700m2)程農地をお借りすることができた。経験ゼロの私に貸して下さった方に感謝するとともに、まずは荒らさないように、という責任を感じる。もともとは「祭田」といって祭りのときに使うお米をつくるために使っていた田んぼで、かつては当番制で管理をしていたそうだ。今は人も減って祭りも廃れ、祭田ではなく個人所有の田んぼになっている。山に隣接した田んぼで、シカやイノシシの獣害に受けやすいところなので電気柵が必要である。農業を始めるにあたってあれこれ考えると、色々と初期投資が必要なことが分かる。今回は手押しの耕運機をお借りすることができたが、これが2反(反=1000m2)、3反となっていくとそれなりのトラクターが必要である。馬力によるが、安くて2百万円、高いものでは1千万円を下らない。そして、トラクターを使うとガソリン代もバカにならない。作物を作るだけが農業ではなく、資機材の選定・購入・管理にはじまり、最後はいくらで売るのか、までを考えて実行しなければならない、まさに「経営」が求められる。

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