「志」や「公の想い」を持った子供たちを育てるためには

丸山穂高塾生（第30期生）

今年の教育研究会のテーマは道徳教育・立志教育ということで、偉人伝や立志伝を通じて志をもった子供たちを如何にして育てるかという観点から研究を進め、何度も議論を重ねてきた。合宿期間には大学、高校、中学校、小学校それぞれにおける現役の先生方との意見交換や、実際の教育現場の見学、文部科学省での現状の政策ヒアリング、学術的に道徳教育を研究されている先生方のお話など、さまざまな観点からの研究を進めることができた。

「志」という強い想いまでいかなくとも、マナーや人間関係の常識などといった狭義の「道徳心」とともに、自分のためだけでなく周りの人のためにもという「公の想い」を持った人が溢れる社会を創るための「国家百年の計」を探す研究が続く。今回の研究内容やわれわれの議論・提言については、年度末までに報告書としてまとめ、世の中に問うていきたい。