創業命知の地　中央電気倶楽部で決意をあらたにする

北川晋一塾生（第29期生）

8月26日、卒塾フォーラムの開催場所としてお願いしている、大阪市北区堂島にある、「社団法人中央電気倶楽部」に訪問し、打ち合わせをさせていただきました。ご承知の通り、この中央電気倶楽部は、松下幸之助塾主が、1932年5月5日に、当時の全従業員を集めて、事業経営の目的「水道哲学」を発表した場所であります。当時は、1929年におこった世界恐慌の影響で、都市部では、会社倒産が相次ぎ、就職難で失業者があふれたそうです。

そのような中で、従業員に働く意味を問い、働く目的を明らかにして、決意を誓いあった塾主や当時の松下電器の従業員の様子を現地現場にて、追体験すると、深い感激を味わい、改めて自身の決意を強くしました。

現在は、2008年におこったリーマン・ショック以降、我が国のみならず世界中が経済的に不況になっております。私の活動地・大阪でも、路上に座られているホームレスの方は多くいらっしゃいますし、20代の若者も就職難で過酷な労働状況の下、長期的な希望を持てずに暮らしておられる方が多いと感じます。塾主との共通点は、同じ大阪で育ったことくらいしか思い当たらず、比べるまでもなく自分の非力は十分に知っておりますが、

それでもなんとか中央電気倶楽部にて、3年間学ばせていただいた塾生としての成果と決意をご報告させていただきたいと考えております。