素志研修期間

今年の後半には、基礎課程を終えいよいよ実践課程へ突入だ。実践課程においては、問題意識の深堀りとその具体的方策が解決に向けて当を得ているかどうかが重要となってくる。限られた時間。効率的にかつ積極的に学びの姿勢を貫き、実践課程へのよい足掛かりとしたい。

杉島理一郎塾生（第31期生）

埼玉県で2校しかない「へき地小規模学校」の秩父市立大滝小学校（中学校）へ訪問した。地域を舞台にした初等教育のあり方について校長先生と意見交換。都心部と地方での地域の果たせる役割の違いに、日本全体での協力体制の必要性を改めて実感した。

西野偉彦塾生（第31期生）

神奈川県内の全県立高校で始まった「政治参加教育」。参議院議員選挙の「模擬投票」を行う試みについて、県立湘南台高校で教員や生徒と意見交換。学校教育で「政治に参加していく大切さ」を教員はどう教え、生徒はどう学ぶのか。試行錯誤の取り組みが続いていることを実感した。

堀遼一塾生（第31期生）

「青い鳥ぐんま」は情緒障害が深刻な子どもを治療するための短期宿泊施設。子どもの2/3が虐待を受け、2/3がADHDやアスペルガ―。見学に行ったとき、子どもたちは小さなグラウンドで元気に走り回っていたが、深い心の傷が子どもたちを苦しめる。何としてもこの世から虐待をなくし、そして障害をもった子どもたちを広く受け入れられる社会を目指さなければならない。