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コロナ禍に思う⑥ 金融の現場から社会保障を考える 〜宗野創塾生~

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こんにちは。41期の宗野創(そうのはじめ)です。

私は4月に社会保障制度の再構築を素志に掲げ入塾しました。
以前は都市銀行で融資や資産の相談を担当し、現場で直接お客様と接してきました。
新型コロナウィルスの影響が広がる中、担当をしていたお客様ひとりひとりの顔が浮かぶ毎日です。
イベント警備のアルバイトで子供を育てる20代の夫婦
フリーランスで生計を立てているネイリスト
給与や家賃等の固定費負担が重く、手元の資金も少ない飲食店
製造元であるアジアの工場がコロナの影響で休業し、販売先もないアパレル企業・・・

危機下では「ギリギリの生活」をストップできない人々にしわ寄せが来ます。
これらは平時における、就労の困難さ、家計の不安、企業の薄利構造、人件費高騰と人手不足など、現役世代が抱える課題が危機によって顕在化している現実です。

私たち41期もコロナ感染拡大防止の観点から、入塾後すぐにweb会議を活用したリモート研修の形をとっています。
そうした中、この危機を一つのきっかけにして、41期全員で「危機管理」をテーマに共同研究を始めることにしました。
危機管理には一般的に「準備・予防」「対応」「復旧・復興」のプロセスがあります。
私はコロナ後の社会を見据え、「復旧」にとどまらず「余裕と安心感のある家計・事業経営」の実現にむけた制度設計を「復興」メニューに組み込むことが、個人・社会の危機の「準備・予防」につながると考えます。
現役世代への保障の充実(全世代型社会保障)、税制の見直しと地方財源の確保等、自らの素志にもとづき選択肢を提示するべく今後も修練を積んで参ります。

(写真1)2018年鹿児島市内
(写真2)塾主研究報告会
(写真3)塾主研究

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