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食料自給国家の実現に向けて

食料自給国家の実現に向けて 食料自給国家の実現に向けて 食料自給国家の実現に向けて

我が国の食料自給率は、現在37%と昨年また過去最低を更新しました。近年の異常気象や世界的な人口爆発により、地球規模の食料危機の発生が懸念される中、有事の際にも国民の胃袋を満たすことのできる「食料自給国家」の実現に向けた具体的な方策について探求するべく、地元北海道で活動しています。

Daisen HADA 波田大専
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 2018年4月に入塾し、早いもので卒塾を迎えようとしています。これまでの研修にあたりましては、多くの先輩方や関係者の皆さまに大変温かいご指導を賜り、心より深く御礼を申し上げます。
 実践課程では、最先端のロボット技術やICTを活用した「スマート農業」の普及による労働力不足への対応について現場で学ばせて頂きました。普及に向けた課題として、自動運転等の新技術に対応するための法整備や、光回線等のインフラ整備等、政治が果たすべき役割が大きいことを痛感しております。この他、化学肥料や農薬を使用しない「有機農業」の拡大に向けた取り組みや、障がい者や高齢者、引きこもり青年の就農を促す「農福連携」の取り組みについても実習を通じて学ばせて頂き、視野を広げる機会に恵まれました。
 塾での研修の締め括りとして、11/17(水)に「農政フォーラム2021~食料自給国家の実現に向けて~」をホテルポールスター札幌で開催しました。北海道をはじめとする70以上の企業・団体から後援・協賛のご協力を頂き、基調講演には母校・札幌旭丘高校の先輩でもある一般財団法人日本総合研究所会長の寺島実郎氏にお越し頂きました。研修報告では、塾での研修成果として「農政ビジョン2040」と、その実現に向けた6つの具体的提言を発表させて頂きました。会場には、230名以上の皆さまにご来場頂き、オンラインでも130名の方々にご参加頂く等、無事に盛会に終えることができました。
 研修で学ばせて頂いたことを生かし、卒塾後も志の実現に向けて精一杯頑張って参る所存です。お世話になった皆さまにおかれましては、今後ともますますのご指導とご交誼のほど賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。4年間、本当にありがとうございました。

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波田大専@はだだいせん

平成元年4月10日生まれ、北海道札幌市出身。北海道大学経済学部経営学科卒業後、ホクレン農業協同組合連合会を経て入塾。スマート農業や有機農業、農福連携、外国人技能実習制度等、幅広いテーマで農業現場で研究活動に取り組む。日本の食料自給基盤を確立した上で、世界における食料の長期安定確保の実現を目指す。

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波田大専

第39期

波田 大専

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最先端農業大国ニッポンの実現

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