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関西研修 感想

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松下政経塾

2002/10/31

 11泊12日というこれまでの私の経験の中でも最長となった今回の出張研修はいろいろな意味を持つものとなった。そして改めて塾主の思いを感じ、今後の活動の基とすることができた。

 研修にあたって私は今回のテーマとして三つのことを掲げていた。塾主ゆかりの地への訪問、宗家研修そして三県知事との懇談だった。このことはもし私が政経塾に研修に来ておらず、県庁で仕事をしていたならば絶対にあり得ないことである。改めて今回政経塾に研修にこられたことを誇りに思うとともに感謝をする。

 最初に塾主ゆかりの地への訪問はPHP研究所、真々庵、霊山歴史館、松下歴史館、松下本社、技術館、生家跡及び伊勢神宮の順で行った。その中でも印象深かったのはPHP、真々庵であった。

 PHPでは江口副社長からお話を頂くことができた。やはり江口副社長は長年塾主と一緒に居られた方であり、その言葉には塾主の思いを感じ目頭が熱くなった。また、塾主がいろんな人の意見を聞いた上で話していたから、難しいことをいっていなくても迫力があったというような話などは実際に本などでは読んでいたが、実感がぜんぜん違っていた。そして、自分達で抜本的に変えなければいけないというような言葉は何か塾主がおっしゃっているようだった。

 真々庵は私達がこのような施設に入れるだけでも光栄だった。よく整備された苑内には塾主の世界観が漂っていた。まさしく聖地というにふさわしい場所であった。根源の社の前に立ったときには今でも塾主がそこに座って日本のことを考えていらっしゃるようだった。そして私達に「ますます日本が悪くなっているやないか、君達もっとがんばらにゃあかんよ」とおっしゃっているようだった。

 次に宗家研修である。関西研修の中でも私にとってのメインであった。はっきり言ってすごく緊張していた。宗家のようなところでほとんど素人に近い私達が研修をすること自体が異例のことであり、それも業躰先生から直接教えていただくとは、多分お茶をずっと習ってある方からしてみれば夢のような事と分かっていたからだ。実際に研修を受けていると作法はやはり完全ではなかった。それどころか茶道会館の畳の固さと寒さで普段異常の足の痺れに苦労した。しかし、業躰の先生方々からは親切に一つ一つ教えていただき、またたくさんのお話を伺うことができた。その中でも私が一番感じたことは「おもてなしの心」であった。お客さまを大事にする、この心が日本の精神、茶の精神であると思った。

 最後に三県知事との懇談である。私も県庁の職員でもあるから、知事がこのように時間を取ってくれたことの重大さはよく分かっていた。それにもかかわらず三県知事とも熱心に懇談をしていただいた。京都の山田知事、和歌山の木村知事、三重の北川知事いずれも改革への意欲が十分だった。

 三県知事に共通していた事はかなり行政政策に詳しいということだった。北川知事の場合は対話を通じて培ってきてあるし、山田、木村知事は長年の官僚としての経験があった。今地方の知事が注目されているが、本当に地方の知事から国を変えていくことができるのではないだろうか。実際に変えるには国が動かないといけないだろうが、この動きは今後ともますます大きくなっていくだろう。

 ここで全体の研修を振り返って自分なりの反省や今後の課題について考えてみる。まず、今年は塾主ゆかりの地への訪問が後になったことについて。塾長が反省会でおっしゃった自分なりの勉強をした後に思いに触れるということはまさしくそのとおりだと思う。しかし私の場合は最初に触れていたほうがよかったかもしれない。人によって違うかもしれないが、これまでの七ヶ月間の心構えがもっと真剣なものになっていたような気がする。三県知事との懇談については、次回からは地元の人との懇談や職員との懇談も入れていけばもっと深い話ができるだろう。知事との懇談は確かに重要だが、いろんな人の話を聞いたほうがよいだろう。

 最後に今回の研修を通してこれほど貴重な経験をできるとは思わなかった。塾主の思いを改めて感じるとともに、今後の活動への決意ができた。また、同期との交流も知らない街で夜を通して図ることができた。私の人生での大きな糧となった。

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