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100km行軍 感想

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松下政経塾

2002/9/30

 「100km行軍」今年から塾の研修の原点に変えるということで平野先生のご指導の下に復活した行事だ。これまでは「100km歩行」で、個人がそれぞれ歩き、サポートもついていたのであるが、今回はグループで歩きサポートもなく、すべて自分たちでカバーしあうということだった。

 入塾当初は100km歩行を想像していたので大丈夫だろうと思いあまり準備をしていなかった。しかし、グループのうち1人でも完歩出来なかったら失格ということを聞いて、これは他の人に迷惑をかけることは出来ないと思った。そのため事前に練習を重ねていた。練習は長い距離を歩く時間があまりなかったため、重い荷物を持って歩いたり、早足で歩いたりといろいろな状況を考えて行っていた。

 グループ分けは公平を期して抽選となった。その結果私は今回歩いた中でも一番危ないといわれるグループとなった。そしてグループの中でもリーダーとなって歩くこととなった。これは相当準備しておかないと危ないという状況となった。

 歩いていてやはり100kmという距離は長いと感じた。後何時間このまま歩くのだろうかと思った。また、途中で他のメンバーが足をけがしたり痛めたりした。そのため正直70km過ぎの時点では残り時間とメンバーの故障の様子を考えてもうだめかもしれないと考えてしまった。

 完歩をして感じたことはグループで歩くことの大切さだった。足をけがしていた仲間がいて、私がもうだめだと思っていたにもかかわらず歩けたのは彼の精神力があったからだろう。また、そういう人を1人では支えることは難しく3人いたから出来たのではなかろうか。3人とも無事にゴールできたのは3人の力によるものだ。

 自分自身のことについて言うと、さすがに歩いているときは60km過ぎから少々足に痛みを感じていたが、最後まで難なく歩けた。これには練習、ペース配分、リーダーとしての役目という3つの要素があると思う。もともと体力には自信があったが、練習はかなりしていた。ペース配分は今回23時間かけて歩いたためかなりゆっくりとしたペースで歩けた。もし1人で歩いていたらもっと早く到着できたかもしれないが、その分足を痛めただろう。最後にリーダーとして、自分がしっかりとしていなければいけないと常に考えていたので足の痛さに気付いていなかったかもしれない。

 いろいろな経験をし、いろいろと考えた100km行軍であった。もしかするとこれまでの人生で一番大きなことをしたような気がする。

 完歩した日の夜の焼肉とビールがおいしかったのは言うまでもない・・・・・・

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