「どこでもMYカルテ」研究会　～Personal Health Recordを考える

高橋宏和塾生（第29期生）

医療構想・千葉などの後援で開かれた「どこでもMYカルテ」研究会に参加。いろいろな医療機関に分散して存在する個人の医療情報を一元化して、検査や投薬の重複を避けることで医療の効率を上げようとする考えをPersonal Health Record (PHR)と呼ぶ。研究会では大学病院や総務省、ITメーカーなど医療を取り巻くいろいろな立場の方が参加し、PHRについて討論した。PHRは周辺産業の育成など副次的効果も期待されているが、そうした副次的効果にばかり目を奪われてしまってはいけない。「お客様大事」「お得意様大事」の心を医療で活かすのならば、やはり基本は「患者本位」「国民本位」である。