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全塾生在塾期間の4月、29期生は東京都東村山市にあるハンセン症療養施設「多磨全生園」を訪問しました。引率して下さったのは、3月の合同合宿でもお世話になった用兵思想研究家の片岡徹也先生。軍事思想の専門家が抑圧の歴史を知れという。半日の訪問を通じて、その意味を私たちは噛み締めることになりました。宮崎駿さんの散歩コースでもある同園の敷地は東京ドームの8倍ほどもあり、圧倒されるような桜並木や美しい雑木林の合間に入園者の方々の息遣いを感じさせる往時の宿舎などが散見されます。
戦後、ハンセン病の特効薬が普及し感染力が低いことが判明してからも、我が国では近年に至るまで法改正や入園者の社会復帰がされてこなかった事実を知り、権力の持つ力と責任の重さを改めて考えさせられました。
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