Activity Archives
5月20日~25日まで北海道を訪れた最大の目的は、北海道家庭医療学センターの取組みを見学するためだ。同センターは室蘭を拠点に家庭医を養成し、医師不足に喘いでいる北海道の医療過疎地域へ医師や看護師を派遣して地域医療・僻地医療の崩壊を未然に防いでいる。発足当初は1箇所だったセンターからの派遣先も現在は更別村・寿都町・上川町と3つの僻地にまで広がり、まさに北海道の僻地医療の最後の切り札としての役割を演じていた。その取組は単に医療だけに留まらず、地域住民に対する福祉や教育活動までも担当し、小さな町村民の行動に変容を起こすための活動にも熱心に取り組んでいる。地域医療を担う新しい形を垣間見ることができた。
Resarch Update