建設業へのイメージを変えたい‼
～女性と働き方～　開催

こんにちは、44期生の並松沙樹です。
塾に入り、早いもので４か月が過ぎました。
私はインフラ老朽化問題を始めとする社会資本整備を研究テーマとしています。
前職が土木技術者だったので、入塾前はコンクリート工学やセンサモニタリング等の専門分野を切り口に建設業が抱える課題を見ていました。
入塾を機に「ヒトへの関心向上」を目標の1つとして掲げたこともあり、一度得意な技術分野を離れて、建設業界の人材不足、特に女性活躍推進に焦点を当て、活動してきました。
その一環として、今回イベントを開催します。

建設業へのイメージを変えたい！～女性と働き方～

皆さんは建設業に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか？
3K、長時間労働、将来の不安定性・・・決して華やかな業界ではないのが事実です。
近年、生産性向上・担い手不足・脱請負業を背景に建設業は大きく変化しています。
本イベントでは、変わりつつある建設業の「いま」を届けます。
仮囲いの中を知ることで、建設業への新たな気付きが得られるでしょう。
（※仮囲い：工事現場の周りを囲んでいるパネルのこと）

昨今、働き方改革の一貫として女性活躍推進が叫ばれています。
大半を男性が占める建設業界においても女性が働き続けられるような制度・環境整備が行われていますが、まだまだ課題が多いのが現状です。
本イベントでは、女性土木技術者のフロントランナーとして、政府の行動計画策定等にも関わっている須田久美子氏(鹿島建設土木管理本部専任部長)をお迎えし、基調講演をいただきます。

基調講演後には、質疑応答やクロストークの時間を設けております。「建設業ってどんな感じなんだろう!?」と興味を思った方はぜひ、須田氏や塾生と共に建設業における女性の働き方について考えてみましょう。

ちらし（PDF版）はこちら

登壇者

須田久美子すだくみこ氏（建設産業女性定着支援ネットワーク幹事長）

（略　歴）
1982年　中央大学理工学部土木工学科　卒業
1982年　鹿島建設株式会社入社
　　　　※技術研究所、土木設計本部を経て2007年より東京土木支店
　　　　2007年～　裏高尾JV工事事務所　副所長
　　　　2009年～　五反田出入口工事事務所　副所長
　　　　2014年～　東京外環地中拡幅準備事務所　所長
　　　　2015年～　外環中央JCT北側ランプ工事事務所　副所長
　　　　※2017年より土木管理本部土木企画部　担当部長(2017-2020)
専任部長(2020-現在)
（その他）
公益社団法人土木学会ﾀﾞｲﾊﾞｰｼﾃｨ推進委員会坑内労働検討WGリーダー(2016)
公益社団法人日本ｺﾝｸﾘｰﾄ工学会「ｺﾝｸﾘｰﾄ分野における女性活躍推進普及委員
会」委員長(2017)
一般社団法人土木技術者女性の会事務局長(2001-2006)、運営委員(2014-現在)
建設産業女性定着支援ネットワーク幹事長(2018-現在)
国土交通省ほか「女性活躍推進新計画策定委員会」委員長(2019-2020)

登壇者：須田久美子氏からのメッセージ

この度は、建設産業の女性定着促進に関する取組みについてご紹介する機会を頂きありがとうございます。

平成26年に政府が公表した「すべての女性が輝く政策パッケージ」の中では、女性の参画が少ない分野である建設業で働く女性として、ドボジョという単語が使われました。ドボジョは、土木女子のことですが、私はまさに、そのドボジョでございます。

建設産業で働く女性どうしが「つながる」こと、女性に「選ばれる」こと、女性が「働きつづけられる」こと、に力を入れ、女性に限らず、誰もが「働きがい」と「働きやすさ」を両立できる建設産業の実現を目指した様々な取り組みについてご紹介いたしますので、ご参加の皆様からご意見等頂ければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

現役塾生

大瀧真生子（松下政経塾42期生）

茨城県常陸大宮市出身。早稲田大学教育学部地理歴史専修卒業。幼少期からスポーツと関わる中で、多様性を目指す社会とスポーツ界の現実との乖離に違和感を抱く。アスリート教育を基盤に、スポーツ界の改革と日本社会のあり方を探究する。

並松沙樹（松下政経塾44期生）

愛知県半田市出身。東京工業大学大学院環境・社会理工学院博士課程修了。博士（工学）。鉄道会社で土木構造物の維持管理や研究開発に従事する中で、工学領域を超えて俯瞰的視点を持った社会実装者として、日本が抱える国土政策の課題を解決したいと考え入塾。

プログラム

開会挨拶
塾生報告　44期生　並松沙樹　「建設業の現状」
基調講演　須田久美子氏　(鹿島建設　土木管理本部　専任部長)
　　　　　「ゼネコンドボジョの働き方事例と建設産業女性定着促進に関わる取組紹介」
質疑応答
クロストーク
　須田久美子氏
　大瀧真生子塾生（42期生）並松沙樹塾生（44期生）
お知らせ・アンケート
終了

※プログラムは一部変更することもございます。ご了承ください。