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年末年始の休みを利用し、北朝鮮の砲撃から間もない韓国を訪ねた。マイナス15度の極寒のソウル。韓国の歴史・伝統や民族、そして砲撃後の雰囲気を知るべく、街を歩き、歴史的建造物や戦争記念館を訪れ、新聞社のソウル特派員と意見交換を行った。特に感じたのは、日本でもお馴染みの「韓流」を軸にした韓国の勢いだ。東京と遜色ない街並みには、韓流アイドルの写真やポスターが溢れ、家電や車、化粧品などの商品をセットで売り込んでいる。
韓国のアイドルグループは国から支援を受け、その結果、アジアの人々は韓国の音楽やファッションに憧れを持ち、そのイメージで商品をセットで売り込んでいる。つまり韓国は国策として文化を突破口に、世界市場への進出を図っているのだ。
一方で、日本のサブカルチャーに対する文化政策は冷淡であり、明確な国家戦略も描けていない。韓国は自由貿易協定も日本に先行している。経済力は外交・安全保障、社会的士気と相互に関係しており、改めて危機感を強めた。
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