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個々人の「志の実現」の為には、どのような意識・心構えや活動が必要かということを学ぶと共に、今後の活動を如何に進めるべきかといったことを検討する機会とする素志研修期間を、今年度は1年次より設けている。昨年10月に続き、進級を目の前にした3月中旬より2週間、それぞれの地での研修が始まった。
現地調査により、地元舞鶴の宝である森林が手入れもされずに荒れ放題である現状を知り、住民参加型で地域の課題に取り組むために植樹団体「coro coro club」を結成しました。今回のイベントでは、地元の映画館で環境をテーマとした子ども向けアニメを見終えた家族連れに、どんぐり育成セットを配布しました。苗木になるまで自宅で育ててもらい合同植樹祭を催す予定です。
三月の素志研修では、秋田県北部、阿仁町の阿仁マタギの方々と生活を共にさせていただき、彼らの自然観を学びに行ってまいりました。
たとえば、熊、山菜といった山からの恵みを、彼らは集団内で徹底して平等に分配します。これを「マタギ勘定」と言います。東北のオリジナルの感覚が未来の環境社会になんらかのヒントになるものだと思っています。
人間は教わらずとも、自ら気がつくことができる感性を持っている。その感性とは、自然がベースとなっているのではないだろうか。しかし、自然だけあっても駄目である。文化を通して、人間は自然から学びとることができるのではないだろうか?その仮説を追い求め、山に入った。この研修を通じて、私なりの確証を得ることができた。
人口6千人程度の過疎化が進む町、徳島県神山町を訪問し、住民主体の町づくりを学ばせて頂きました。当地ではNPO法人グリーンバレーのメンバーを中心に、「世界のかみやま」づくりに住民が主体となって活動しています。世界中からアーティストやアート愛好家が集う『神山国際芸術家村』を創りあげるとともに、それらの人々と地域住民が一緒になって、変化や多様性に満ちた新しいコミュニティ『世界のかみやま』の実現を目指しています。住民の自主清掃活動であるアドプト・ア・ハイウェイプログラムをはじめ、神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)、神山アート、粟生の森づくり、ポスターギャラリーを通じ、高齢化の進む中において、内外のゆるやかな連携を目指します。
(写真は、高台から町づくりをご説明頂く、大南信也理事長)
京都・福岡・東京・山梨と、4都県を駆け巡った3月素志研修。今回は京都市教育委員会でのインターン研修を中心的に取り組みました。教員養成・教員研修制度の見直しと拡充をテーマとする私にとって、京都教師塾で感じた教育に対する熱意は希望そのものでした。これだけやる気のある教師志願者がいるのであれば、日本の教育にも明るい未来が待っている!そして、私はこんな素敵な教師を支えていく人間でありたいと、胸が熱くなりました。
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