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近代現代史講座

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松下政経塾

2004/6/1

松本健一氏 (麗澤大学 教授)

5月に続き、松本先生の2度目の講義である。大正・昭和期の日本のあり方を見つめるには、一方向からの視点では見えてこない。複眼的歴史観の必要性を痛感した連続講義だった。

渡部昇一氏 (評論家)

渡部先生にも連続講義を頂いた。歴史は過去の問題であると同時に未来の問題。先人の有り様から、未来の指針を得なければ意味がない。先生からは史実を学ぶと同時に、歴史とどう向き合うか、また、歴史の背後にある思想をどう見るかなど、非常に重要な視点を教えて頂いた。

上坂冬子氏 (評論家)

戦争犯罪人として、無実の罪を負い、処刑されていった名もなき人たちのご遺族を丹念に取材されてきた先生のお話は、涙無しに聞くことはできなかった。改めて現地現場の重要性と、歴史は名もなき、多くの人々の悲しみと苦しみの蓄積でもあることを認識した。 講座開催日はちょうど先生のお誕生日で、最後に花束を贈呈した。

岡崎久彦氏 (岡崎研究所 所長)

外交は、情勢判断が先決であり、その範囲内でしか議論できないはず。その点から考えると、日本のそれは外交ではないとの厳しいご指摘があった。実際に外交官をした人間でなければ知りえない国際情勢の真実を垣間見ることができた。

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