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コロナ禍に思う⑨ 入塾から半年が経過して ~坂田健太塾生~

コロナ禍に思う⑨ 入塾から半年が経過して ~坂田健太塾生~

皆さん、こんにちは。41期生の坂田健太です。
4月に松下政経塾の門を叩いてから、早くも半年が経過しました。新型コロナウイルスの影響もあり、例年とは異なりオンライン中心の研修となっていますが、講師の先生方他関係者の皆様にお力添えいただき、充実した日々を過ごすことができています。

この半年を振り返って思うのは、自分がこれまでいかに狭いコミュニティで生きてきたかということです。入塾後、政治の舞台で活躍される方や民間企業の経営者、製造工場で物づくりに汗を流す方々など、本当に多くの方々と触れ合う機会をいただきました。その中で、自分の物差しがいかに短く、事実に則したものでしかなかったことを痛感しました。それと同時に未知との遭遇に日々わくわくしてもいます。

そのような気づきを得る度に改めて思うのが、松下幸之助塾主の偉大さです。私が生まれる以前に塾主は亡くなれており、当然のことながら面識はありません。しかし、今こうして様々な方にお会いできるのも、塾主が何者でもない私にお金と人脈を投資してくれているおかげです。本当に恵まれていると思います。

この恩を少しでも返すべく、私自身の素志である「自治体の生産性向上」に全力で取り組んでいます。安倍政権から菅政権へと変わり、デジタル庁の創設や決裁ハンコの省略などの行政改革が今まさに国レベルで推進されつつありますが、これは自治体レベルでも同様に求められるものです。

その際、重要なのは「人」を中心に考えた改革の推進だと思います。たとえば、昨今DX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉を頻繁に耳にしますが、これは単なるサービスのデジタル化ではありません。その肝は、デジタル化によって機械的な業務から人を解き、その熱意や能力を創造的解決が求められる局面に活用することだと考えています。

私自身も5年間県職員として勤務しましたが、幸いなことに自治体職員には優秀な方が多いです。塾主も「物をつくる前に人をつくる」と述べられていますが、自治体組織が職員の熱意や能力をより引き出すことができれば、必ずその生産性はさらに向上するのではないでしょうか。そのような信念に基づき、人に重点を置いた自治体経営のあり方を引き続き模索していきたいと思います。

写真:松下幸之助像の前にて(パナソニック㈱本社)

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第41期

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