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同盟国視点で眺める日米同盟と、日本の立ち位置(2)

同盟国視点で眺める日米同盟と、日本の立ち位置(2)
同盟国視点で眺める日米同盟と、日本の立ち位置(2)

本年8月までアメリカ、ワシントンDC連邦議会で下院議員の政策担当フェローとして研修しておりました。以前当地日本国大使館勤務時とは違う視点で日本を眺め、今後何に取り組んでいくべきか学ぶ貴重な機会となりました。
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私は本年8月までハワイ選出のトゥルシー・ギャバード下院議員(D-HI02)の事務所で主にアジア・太平洋地域の外交政策担当フェローとして研修しておりました。任期中は北朝鮮を筆頭に北東アジアの緊張が高まり、多くの案件がデスクに運ばれてきした。またアジアのみならずアフリカの人権問題に対する非難決議に議員が署名すべきか、その背景を調査し提言することも多くありました。
 
下院ではおよそ一人の議員に対し10名のスタッフが軍事・外交から環境、教育、農業、金融など幅広い国内課題全てをカバーしています。各人専門は分野はあるもののそれ以外の分野での業務も多く、日々勉強しながら案件を進めています。そのため、事務所内だけでなく外部に多くのコネクションを作り、何かわからないことがあれば直接専門家に聞くことも多く、スタッフはシンクタンクや各国大使館などとの関係構築を重要視しています。
他方で、議会でよく名前を聞く国(地域)は、米国にとって脅威となり得る国がほとんどで、幸か不幸か日本が取り上げられることはとても少ないのが現状です。 米国の外交戦略上日本が大事であることは多くのスタッフが共有しているところでありながらも、優先順位の高い位置に上がってこないという事実を世界の政治首都とも呼ばれるワシントンDCで強く感じました。私自身日本人として議会に勤務している以上、少しでも多くの議会関係者の目を日本に向けて欲しいと考え、大使館・JAXAと連携し大西宇宙飛行士に議会でご講演いただく機会を作りました。
 
昨今アメリカでは、トランプ政権が正式に「宇宙軍」創立を指示するなど、宇宙における外交・安全保障戦略に対する議論が盛り上がっています。今後国際社会が直面する新たな宇宙の秩序に対し日本がどのような貢献をしようとしているのか、日米の連携がいかに米国の宇宙政策に影響をもたらしているのかということを実際に国際宇宙ステーションに滞在された大西飛行士から米国議会スタッフにご講演いただきました。
 
また当日には、宇宙関連の法案を多く提出し、選挙区内にロケット打ち上げ施設を持つポージー議員にも面会もしていただきました。米国が今改めて月を、さらには火星を目指そうと宇宙に対する注目が高まる中、日本の役割について多くのスタッフ、そして議員に対して直接訴えかけることができたと感じています。 どのような形であれ議会のスタッフや議員に対し日本についての理解を深め、少しでも関心を持ってもらえる仕掛けづくりが重要かつ喫緊の課題となっていると感じています。

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深作光輝ヘススの活動報告

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国民民主党神奈川県第19区総支部 総支部長

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