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2013年度 第33期生塾主研究報告会

2013/4/26

「同行二人~松下幸之助と歩む、はじめの一歩~」

2013年4月27日、松下幸之助塾主(以下、塾主)の24年目の命日に、政経塾へ17名のお客さまを迎え、塾主研究報告会を開催した。当日は、前日の悪天候が嘘のように晴れ渡り、塾主が塾生からの研究報告をまるで喜んでいるかのように感じられた。
 
 当日の式次第:
  1. 松下幸之助の半生、経営・政治理念
  2. 松下政経塾の紹介
  3. 塾内見学
  4. 研修からの学び~人間とは何か?日本の伝統精神とは何か?
  5. 意見交換会~4つのグループに分かれて
 
 本報告会は、塾主が設立趣意書で求めた基本的な命題の内、「人間とは何か?」「日本の伝統精神とは何か?」に対する33期生の考察をお伝えし、外部の方々と意見交換しながら相互に気づきを得ることが目的であった。

 研修からの学びでは、哲学的な命題を1年間の研修から紐解いてみた。お客さまからは、掃除や寮生活など、自分事に置き換えられる事例から、この命題を考察したことに共感する意見を多く頂いた。ビジョンのような大局的な視点はもちろん必要である。一方、身近なことに真摯に取り組むことが、周囲の共感を得ながら物事を推進する力になる、と実感した貴重な機会となった。
 
 意見交換会では、33期生がファシリテーターとなり、4グループに分かれてディスカッションをしたが、今回のプレゼンテーション内容に対し、多くのご意見・ご質問が飛び交った。事後のアンケートでは、「塾生との意見交換が大変有意義であった」「今後も積極的に意見交換をできれば嬉しい」など、大変ありがたい感想を頂くこともできた。また、塾主研究という一般の方々には馴染みづらいテーマであったが、様々な観点でのご指摘を頂き、衆知を集めることの大切さを確認する機会となった。

 入塾以来、1年間を掛けて取り組んだ塾主研究。政経塾に対する塾主の想いと真剣に向き合う大変貴重な時間であった。報告会を終えた今、この研究のお蔭で初めて政経塾の正門に立つことができたと感じている。
 そして、塾主と同行二人しながら、眼前の研修に真摯に取り組むことを誓った1日となった。
 
ご多用中、本報告会にご参加頂いた皆さまに対し心からの感謝を申し上げたいと思います。
 
文責/岡崎広樹(第33期生)

動画

1. 松下幸之助塾主の半生 1 【5分53秒】
  松下幸之助塾主の半生 2 【3分23秒】
2. 経営・政治の理念 【5分34秒】
3. 松下政経塾の紹介 1 【3分3秒】
  松下政経塾の紹介 2 【3分20秒】
  松下政経塾の紹介 3 【1分】
4. 日本の伝統精神とは何か? 感じる力 【4分11秒】
  日本の伝統精神とは何か? 慮る力 【1分32秒】
  日本の伝統精神とは何か? 妥協力 【4分59秒】
  日本の伝統精神とは何か? まとめ 【2分52秒】

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