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ISFJ日本政策学生会議2018 コメンテーター協力を終えて

ISFJは、約20年前に設立された「学生の政策提言による望ましい社会の実現」を理念とする学生シンクタンクで、全国25大学50研究会(ゼミ)が政策提言論文を執筆し、12月の「政策フォーラム」で完成度を競い合います。
http://www.isfj.net/
 
松下政経塾では長年ISFJの後援を行っており、主に卒塾生がコメンテーターや審査員をお引き受けしてきました。
 
今年度、8/4(土)に行われた中間カンファレンス、及び、9/22(土)に行われた中間発表会にコメンテーターとして参加した卒塾生のメッセージをご紹介します。

【ISFJは取り組むべきテーマに気づくキッカケ】

テレビや新聞では、色々な社会問題が取り上げられています。誰しもが一度や二度くらい「なんでさっさと対策をしなかったのか」などとテレビを見ながらつぶやき、居酒屋ではみんなで評論家になり、やいのやいのと激論を交わします。(私も、そんな少し迷惑なお客の一人です。)
 
学生が政策を立案し、社会に対して一言物申そうと意気込む企画が「ISFJ日本政策学生会議」です。学生たちが、テレビに向かってぶつぶつと文句を言った経験があったかどうか定かではありませんが、政策立案にある種の自信と楽観的な見通しを持っていた学生が多かったように感じました。
 
しかし、そうした楽観的な見通しは、勉強を進めていくうちに悲観的になっていきます。外野から見れば簡単に解決できそうな問題でも、実は込み入った事情があり、しかも既に何人もの専門家が幾度となく検討を重ねていたなんて場合もしばしばですから、明るい見通しが消え失せてしまうのも無理はありません。
 
今回、ISFJで若輩者ながらコメンテーターを担当し、社会問題はちょっとやそっとでは解決できないのだということ、そしてそうした問題はあちこちに転がっているのだということを再認識させられました。素朴なことかもしれませんが、とても大切なことだと思います。
 
学生が政策を発表しても、社会は何も変わらないかもしれません。というより、変わらない可能性の方が圧倒的に高いと思います。しかし、社会問題は簡単に解決できないけれど、だからこそ自分が必死に取り組むべき課題もどこかにあるのではと思えれば、学生が変わる可能性は大いにあるように感じます。そして、その生まれ変わった学生が、本当に社会を変えるときがやってくるかもしれません。
 
松下政経塾の卒塾生として、学生が変わるキッカケを提供するISFJを、今後も支援していきたいと思います。開催にあたりご尽力いただいた関係各位に心から感謝申し上げます。

物江 潤(明志学習塾 塾長/松下政経塾第32期)
福島県出身。早稲田大学理工学部、東北電力株式会社を経て、公益財団法人 松下政経塾に入塾。2015年より 明志学習塾 を経営。
【著書】「だから、2020年大学入試改革は失敗する」(共栄書房)、「聞き歩き福島ノート 福島のこれからを話そう」(近未来社)

【中間発表会】

松下政経塾第31期の内田直志と申します。
今回初めてISFJのコメンテーターとして参加させて頂きました。
 
私の松下政経塾在塾中のテーマは「過疎問題」。
卒塾後は両親のふるさと、福岡県東部の「みやこ町」という人口約2万人の町に家族とともに移り住み、地域活性化を目指して活動中です。
 
今回参加させていただきましたグループは地方創生。
本グループで扱われたテーマは、農業活性化策(耕作放棄地対策)、コンパクトシティ政策、地方での起業(大学発ベンチャー)、空き家対策など。
いずれもみやこ町にとって重要な課題ばかりでしたのでとても興味深く拝見させていただきました。
 
問題意識、課題、原因分析など非常に詳しくまとめられておりとても勉強になりました。
一方で肝心の具体的な政策についてはまだまだ明確な方向性を打ち出せていないようでした。
 
松下政経塾在塾中は現地現場の大切さを教えられましたが、みやこ町に移住して5年、その意味を実感する日々です。
是非、皆様も時間の許す限り現場に入って、一人でも多くの方々の生の声を聴いてほしいと思います。
そこから具体的な政策への道筋が見えてくるはずです。
本番まで時間がありませんが、完成までチーム全員で頑張って下さい。
 
最後になりましたが、ISFJ運営スタッフの皆様には大変お世話になりましたこと、ここに改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

内田 直志(みやこ匠舎 代表/松下政経塾第31期)
 
1978年生まれ、福岡県出身。九州大学理学部物理学科卒業後、サラリーマンを経て、松下政経塾に入塾。テーマは「過疎問題」。卒塾とともに過疎化が進む両親の故郷、福岡県みやこ町に家族とと共に移住し、地域おこしの活動中。
みやこ匠舎 http://miyakoshousha.com/

【中間カンファレンス】

こんにちは、松下政経塾研修局の西野偉彦です。
8月4日(土)、明治大学和泉キャンパスにて開催された ISFJ日本政策学生会議「中間カンファレンス」 の教育分科会に、コメンテーターとして参加しました。
 
「教育格差」「少年犯罪」「LGBT」「教員の働き方」など、教育に関する様々なテーマを掲げる4つの大学の研究会が、問題意識・現状分析・仮説・分析・政策提言・目指す日本の将来像(ビジョン)について、論文の執筆状況を発表し議論しました。
 
鋭い分析やユニークな政策提言など、色々な工夫が凝らされた論文の原案が提示され、ご一緒にコメンテーターをされていた東洋大学の角谷昌則教授とともにアドバイスを行いました。
 
発表後の総評で、何よりも「目指す日本の将来像(ビジョン)」を大切にして下さいとお伝えしました。
自分たちはどんな社会に生きていきたいのか。どんな社会をデザインするべきなのか。様々な「未来予測」も踏まえつつ、学生の皆さんには「社会を創る当事者」として、ぜひ大きなビジョンを描きながら、緻密で大胆な政策提言論文にチャレンジしていただきたいと思います。
 
これからも、松下政経塾は、「ビジョンをつくり実践者となる」リーダーを養成するとともに、このような活動を通じて、社会のために頑張ろうとする若者の皆さんを応援していきます。

西野 偉彦(松下政経塾 研修局 主任/松下政経塾第31期)

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