松下政経塾 The Matsushita Institute of
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『考えて、考えて、考え抜く』ことである ~松下政経塾説明会 in 名古屋

7月6日(金)、松下政経塾説明会in名古屋が開催されました。
これからの次代を担う大学生から経営者の方々まで、名古屋地域も雨が降り続いていたにもかかわらず、五十名余の多くの方々にご参加いただき、熱気あふれる説明会となりました。
 
トヨタグループで経営に携わり、数多くのイノベーションを起こし、多くの人材を育成してこられた箕浦輝幸松下政経塾理事に「ものづくり戦略と人材育成」と題して講演いただきました。

徹底したムダの排除によって産業界にイノベーションを起こした日本の生産方式、いわゆるトヨタ生産方式の産みの親である大野耐一さんのもとで鍛えられたご自身の経験に基づいて、時代に寄らない人材のあり方、そして、イノベーティブな人材の育成についてお話いただきました。
 
『時代を超えて、求められる人物になるためには、考えて、考えて、考え抜くことである』とのこと。
 
ではいかに「考える」のか?
それには何をおいてもまずは観察すること。
すなわち現地・現物に基づいて自ら観察することであると。
 
松下政経塾の研修方針である、「自修自得」の神髄はまさにこの自ら「考え抜く」ことにあるのではないでしょうか。
 
そんな「考え抜く」ことができる人材を育成するために、経営者がするべきことは、『何をおいても、まず正しい理念・ビジョンを持つべきである』ということ。
松下幸之助塾主も繰り返し述べている通りです。
松下政経塾の人材育成においても最も大切にされている部分でもあり、箕浦理事からも『政経塾はこの理念がしっかりしているからこそ、時代に寄らない人材を育成する環境が整っている』とのご指摘は、改めて政経塾の唯一無二な環境の有難さを痛感するところです。
 
『また経営者の理念・ビジョンがふらつくと、人材は育ちません』ということ。
自らが率先垂範して、その理念・ビジョンに基づいた行動、すなわち言行一致の継続がなければそもそも人材の育成はできないのです。
 
その上で、『人材育成の要諦は、「答え」「知識」を付与するのではなく、あくまでも「考える」場・機会を用意することである。「答え」を教えると、指導者側の「正解」を当てようとする』という、指摘は大変興味深いものがありました。
 
そして、『この環境変化が激しい現代においてなお、日本発のイノベーションを起こしていくために、必要なことは変化の先読みである。そのためには今、現在を正しく把握すること。見る立場、位置が変われば当然見え方が違うもので、だからこそ、自らの足で歩き、自らの目で見、自ら体験しなければならない』との指摘は、二次情報、三次情報がさも絶対的な真実かのように流れ、またものすごいスピードで増幅していく現代だからこそ、事の本質、原因の究明にたどり着くために、徹底した現場主義の重要性を改めて認識させられました。

箕浦理事から提示された、これからの人材とそれを育成していくために求められる要件、「考える文化」「育てる文化」「変化の先読み」。この三要件を受けて、改めて松下政経塾の塾是、塾訓、五誓を振り返ると、まさにこのことを地で行っていることを感じさせられます。
https://www.mskj.or.jp/about/chikai.html
 
時代が変化しても、今も変わらず類まれな人材育成機関として松下政経塾が存在し続けている理由を垣間見ることができた講演でした。
 
説明会では、金子塾頭より松下政経塾の概要に続いて、4年間の研修や卒塾後の実践について、林俊輔(第33期)から報告いたしました。実践活動における仲間づくりやリーダーシップのあり方など、活発な質疑が行われました。

また説明会には地元愛知県選出の衆議院議員で第3期の鈴木淳司氏も駆けつけ、『数ある出会いや機会をどう活かすかは自分次第である』とのお話もあり、これから入塾を目指す若い皆さまも大いに刺激を受けた様子でした。

実に久しぶりの名古屋での説明会開催でしたが、熱意ある多くの皆さんの参加により、大変有意義な会となりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
 

卒塾生 林俊輔氏(第33期)

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