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2022/9/13

松下政経塾×PHP 総研シンポジウム「人間を考える」 開催のご案内

ちらし(PDF版)こちら

趣旨

 史上初めて人類が地球環境に多大な影響を及ぼしているとされる人新世の時代、人間のあり方があらためて問われています。人工知能やバイオテクノロジーに代表される技術の進歩と社会への浸透も、これまでの私たちの人間観を大きく揺さぶっています。
 人間とはいかなる存在か。松下幸之助は 1972 年に発表した『人間を考える』の中で、人間は「崇高にして偉大な存在である」とする「新しい人間観」を提唱しました。未来のリーダーの育成を目的に設立された松下政経塾は、その新しい人間観に基づいて政治・経営の理念を探求することを塾是において掲げています。
 本年、『人間を考える』発刊 50 年を迎えるにあたり、松下政経塾と政策シンクタンク PHP 総研は、現代の文脈で人間観を再考するシンポジウムを開催いたします。
様々な分野から人間という存在に向き合ってこられた専門家と共に、人類の歴史を振り返り、人間という存在を多面的に捉え直しながら、社会の抜本的な変化が今私たちに投げかけている問いについて、参加者の皆さまと一緒に考えます。

開催日時

2022年11月3 日(木・祝)14:00-16:00

場所

オンライン(Zoomウェビナー)

共催

松下政経塾
政策シンクタンクPHP総研

対象

本シンポジウムのテーマ(人類の過去・現在・未来、人間観)にご関心のある方

定員

300名

参加費

無料

参考書籍

『人間を考える』(松下幸之助著・PHP文庫)

当日プログラム

開会
 主催挨拶
  金子将史(PHP 総研代表・研究主幹、松下政経塾第19 期)
  遠山敬史(松下政経塾塾長)
パネリストによるご発表
  瀬名秀明氏(作家)
  先崎彰容氏(日本大学危機管理学部教授)
  長谷川眞理子氏(総合研究大学院大学学長)
  與那覇潤氏(評論家)
  パネルディスカッション 登壇者一同
  ※登壇者変更のお知らせ

先崎彰容氏はご都合によりビデオ講演のみの出演となりました。パネルディスカッションには與那覇潤氏が登壇いたします。

閉会

パネリスト紹介(五十音順)

瀬名 秀明氏(作家)
1968年生まれ。95年、『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作は映画化されゲーム化もされた。98年、『BRAIN VALLEY』で第19回日本SF大賞受賞。最先端の科学的知識をバックグラウンドとした大胆かつ精緻な世界を構築し、そこで織りなされる人間ドラマを叙情的に描く。作家活動のほかに東北大学機械系の特任教授なども務めた。近著に『小説 ブラック・ジャック』(誠文堂新光社)、『ポロック生命体』(新潮文庫)がある。


先崎 彰容氏(日本大学危機管理学部教授)
1975年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。東北大学大学院博士課程を修了、フランス社会科学高等研究院に留学。現在、日本大学危機管理学部教授。専門は日本思想史。著書に『ナショナリズムの復権』(ちくま新書)、『違和感の正体』『バッシング論』(ともに新潮新書)、『未完の西郷隆盛』(新潮選書)など。最新著は『国家の尊厳』(新潮新書)。


長谷川 眞理子氏(総合研究大学院大学学長)
1952年、東京都生まれ。人類学者。東京大学理学部卒業。同大学院理学系研究科博士課程修了。専門は進化生物学、行動生態学。イェール大学准教授、早稲田大学教授などを経て、現職。著書に『生き物をめぐる4つの「なぜ」』(集英社新書)、『ヒトはなぜ病気になるのか』(ウェッジ選書)、『モノ申す人類学』(青土社)など多数。


與那覇 潤氏(評論家)
1979年生まれ。東京大学教養学部卒。同大学院総合文化研究科を修了後、2007年から17年まで地方公立大学准教授。離職の経緯などを綴った『知性は死なない』(文春文庫)や在職時の講義録『中国化する日本』(文春文庫)、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環氏との共著、新潮選書、小林秀雄賞受賞)、『歴史なき時代に』(朝日新書)、『平成史』(文藝春秋)など著書多数。最新刊は本年刊行の『過剰可視化社会』(PHP新書)と『長い江戸時代のおわり』(池田信夫氏との共著、ビジネス社)。

お問い合わせ先

本シンポジウム事務局(政策シンクタンクPHP総研)
E-mail think2@php.co.jp

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