塾員講座

4月を塾主月間と位置づけ、塾員の方々からご講義をいただいた。
塾主研究への取り組みにより松下幸之助塾主のものの見方・考え方を考察し、それを踏まえて今を生きる我々は何をすべきか、「新しいこと」へのチャレンジを積み重ねていきたい。
　
「我が国の防衛政策」小野寺五典塾員（第11期生／防衛大臣）
公務多忙の中、貴重なお時間をいただいた。国民の安心安全を何よりも優先し、その目的に足枷となる制度については大局的な視点を持って、現行の憲法・制度が正しく機能するのか議論を積極的に進めていくことの必要性を大臣ご自身からお伺いでき、本テーマに対する危機意識が高まった。
　
「心を高める」奥健一郎塾員（第20期生／鹿児島大学　稲盛アカデミー専任教授）
非常に難しい講義だった。心とは何か。モノの見方において、哲学的な見方に偏ることなく科学的な見方を取り入れ分析することで本質を見極めていくという考え方をご教授いただいた。
塾生活も今はまだ新鮮だが、環境に慣れてしまうとすべてが当たり前になり、疑うことを忘れることを頭に入れて日に新たな気持ちで毎日を取り組んでいきたい。
　
「観光立国について」島川崇塾員（第19期生／東洋大学　准教授）
日本における観光を考え可能性を追求していくことは、単なる経済効果を生むというだけではなく、社会全体を“デザイン”することであり、文化の醸成、アイデンティティの構築といったソフトの部分においても非常に広義で重要な考え方であることをご講義の中でいただいた。
国土活性化についてあらゆるものを有機的に結び付けて考えることを意識し、学びを深めていきたい。