松下政経塾 The Matsushita Institute of
Government and Management

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関西研修
2004年5月

研修レポート

関西研修を終えて
安田壮平/卒塾生

 

 今回の関西研修では、真の松下政経塾生となるための、非常に重要な体験ができた。以下、本研修の目的、目的について感じたこと・考えたこと、今後の課題の順に書いてみよう。

【本研修の目的】

 今回の研修の目的は、大きく二つあった。①塾主を知ること、②それを踏まえて、塾生の使命を確認すること、であった。

【目的について感じたこと・考えたこと】

 ①については、「塾主」というよりも、「松下幸之助」という人間の全体像を知る、ということに重点を置いた。その上で、松下資料館の高橋支配人から頂いたチャートは、その全体像を明快に示していた。つまり、松下幸之助の人生の目的は、「楽土の建設」にあるのだ。そして、それを実現する手段として、経済活動・PHP活動・政治活動があるのだ。この構想をよく考えてみると、スケールの大きさに圧倒される。松下幸之助が「塾主」というのも、「経営者」というのも、「思想家」というのも、その一面に過ぎず、ただ「大きな人物」としか言いようがない。

 ここで重要なのは、塾主の人生スキームにとって、政治活動が第三番目の柱だったことである。つまり、楽土建設のために最後に着手したのが政治活動であって、そのことは、やはり究極的には政治が良くならなければ目的が達成できない、という結論の表れだと考える。その意味でも、②に関して、我々塾生の使命は非常に大きいと考えるのである。

 ②については、①を知るごとに、その使命の大きさを感じていった。今回、松下電器やPHP研究所などを訪問したが、全ての場面において、あたたかい待遇を受けた。松下正治理事長からお話を頂いたときは、来賓用の応接室にて、上座に座らせて頂いた。一流の経済人から、このような待遇を受けることは、塾生だからとはいえ、決して当たり前のことではない、通常はありえないことだと考える。これが示すように、全ての厚遇は、塾生への期待の表れだと思う。我々の使命・役割は、ますます大きいものだと感じられていった。

 結論として、我々塾生の使命は、やはり政治によって世界を良くすることだと考える。当然のことではあるが、これに尽きる。塾主は、やはり第一には政治を良くするために、この塾を創設したのである。だからこそ、できる限り他の道に移ることなく、政治の分野によって世界を良くしていくことが塾生の使命だと考える。これこそが、塾主の遺志であると考えるのである。

 その上で、我々塾生は、私心を捨て、人のために働く、利他オンリーのリーダーになるのが望ましいと思う。これを目指し、これを達成しなければ、塾主の考えた宮本武蔵のようなリーダーにはなれないと思う。このような人物が出なければ、世の中は本当には良くならず、まして楽土の建設には程遠いままだと思うのである。

【今後の課題】

 今回の研修を通じて、塾主とご縁を持てたことは、非常に大きいことだったと強く感じた。そして、塾主を心の師匠として仰ぎ、塾主と直結して教えを受けながら、物事を考えていこうと思うようになった。今後は、よりよく塾主の考えなどを理解して、少しでもそれを生成発展させようと思う。当面は、塾主の理想とする世界像を調べようと思う。そのために、資料館や歴史館なども十分に活用しようと考える。

 また、塾主の楽土建設という目的を通じて、私は松下グループの一員であると考えるようになった。よって、今後は松下電器やPHP研究所の経営動向にも注目しようと思う。優先的に松下電器の製品を買い、PHP研究所の本を買うことも考えている。そして、お互いに、よりよく繁栄・幸福・平和の楽土の創造に貢献しようと考えている。

2004年5月 執筆
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