タイトルやメニューをスキップして、内容を表示

松下政経塾




サイトマップ

更新メールニュース登録

登録

1994年度 松下政経塾報1994年度 松下政経塾報

リポート
1994年9月

規制緩和とうまいハムとの関係

中田宏/松下政経塾第10期生
 「このハムならおいしいくて安全!」。

 あちらこちらでハムとソーセージを賞味する面々。私の後援会「横浜地球くらぶ」で5月に出かけたハム工場見学会のひとコマです。見学会の正式名称は「ニッポン探検隊」。何だか難しそうで、庶民生活とはかけ離れてる?ような気がしてしまう政治をじかに体験してみる会です。政治課題のすべてが私たちの生活と密接な関係があるのに、話を聞いているだけではわからない。そこで、地球くらぶのメンバーで実際の現場に潜入しようというわけ。だから「探検隊」と名付けました。

 この日は、神奈川県綾瀬市にある農事組合法人・高座豚手作りハム工場を訪ね、規制緩和について学びました。規制緩和という言葉は最近頻繁に聞くけれど、実生活がどのように変化するのかよくわからないという声が多かったからです。

 ハムと規制緩和はどう関係があるのか。

 厚生省が93年5月に都道府県に1つの通達を出しました。これにより「豚肉と牛肉を原料にして皮に羊の腸を使用」した自家製ソーセージを町の肉屋さんが製造できるようになりました。これまで厳しい条件が課せられていた「食肉製品製造業」の許可がいらなくなったからです。

 このハム工場では、どうしても欠かすことのできない添加物以外は使用しない主義。画一的な基準で大量生産されるものとは、安全度とおいしさの点で確かに違いがあります。規制緩和によって、町中の肉屋さんもオリジナル製品を競うようになれば、より高い品質のソーセージがより安く供給されることが考えられます。当然のことながら、消費者にとってメリットになるわけです。ソーセージひとつ作るにしても厚生省の基準が厳格に存在していることがわかります。

 日本経済の活力を増していくために世界各国の基準と等しくしていくためにやらなければならない規制緩和は多くあります。この規制緩和は政治が決断すべき課題に違いありません。

 次回のニッポン探検隊は私たちが飲む水について考えるためにダムと浄水場に行きます。そこからは必ず政治が見えて来ます。横浜地球くらぶでは和気あいあい楽しいニッポン探検隊を今後も続けていきます。

1994年9月執筆
ページトップへ