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廣瀬泰輔 松下政経塾卒塾フォーラム

2015/2/13

2014年2月14日(土)、廣瀬泰輔(ひろせ・たいすけ)塾生の卒塾フォーラム「なるほど!外交・安全保障 ~日本と世界の動きが見えてくる~」が、松下政経塾において開催されました。当日は、73名ものお客様にご来場頂きました。

【当日の式次第】
第1部 活動報告/基調講演
     活動報告 廣瀬泰輔(第32期生)
     基調講演 「外交・安全保障の理論と現実」村井友秀氏(防衛大学校教授) 
第2部 パネルディスカッション 「日本を取り巻く安全保障環境」
     パネリスト 村井友秀 × 廣瀬泰輔
     司会進行 佐野裕太(第34期生)
施設見学会

活動報告では、廣瀬塾生が松下政経塾における4年間の活動状況を報告し、引き続き、外交・安全保障の世界を身近にするための3つのポイントを紹介しました。例えば、世界地図を活用することの有用性に触れた上で、日本と欧米諸国が使用する世界地図を対比し、それぞれが違う“世界観”を有していることを紹介しました。

基調講演では、講師の村井友秀先生が「外交・安全保障の理論と現実」と題し、講演を行いました。お話の中では、先生が外交・安全保障に触れる上で有用な理論を紹介し、それを具体的な事例に落とし込むことで、分かりやすい説明を下さいました。例えば、「利得を得て幸せなときよりも、同等の損失による痛みの方が大きく感じる」という「プロスペクト理論(Prospect Theory) を用い、北方領土を巡る問題と尖閣諸島を巡る問題が性格的に異なることを説明しました。

パネルディスカッションでは、「集団的自衛権」と「武器輸出」を主たるテーマとして扱いました。例えば、参加者の方々からは、「人命を守る『地雷探知機』が「武器」だとは知らなかった」というお声などを頂戴しました。

フォーラム終了後に回収させて頂いたアンケートでは、参加した全ての方々に、肯定的な評価を頂けました。皆さま「外交・安全保障を、より身近に感じて頂けた」ようです。一方、「主張や立場の異なるパネリストも交えるべき」といった、貴重なご指摘・ご助言も多く頂きました。頂いたお言葉は、必ず、今後の活動に活かして参ります。
 
最後になりますが、お忙しい中卒塾フォーラムにご参加頂いた皆さま、所要で参加できず応援のお言葉を下さった皆さま、そして運営に当たって下さった皆さまに対し、心から、感謝申し上げます。
 
文責/廣瀬泰輔(第32期生)

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