マガジン

Magazine

千差万別の政経塾像 ~松下政経塾説明会(大阪)

2017/1/18

去る1月19日、大阪にて松下政経塾の説明会が開催されました。

当日、コーディネーターを務めたのは3期生の本間正人さん。さすがにコーチングの第一人者、一瞬にして和やかな空気を創り出すとともに、現役生・卒業生それぞれの政経塾への想いを上手に引き出していただき、参加者の皆さんの疑問に様々な角度からお答えすることができました。その後グループに分かれての質疑応答では、膝を交える距離で参加者の皆さんとも交流することができ、ここでもまた政経塾の表には出ない新鮮なイメージを共有してもらえたのではないでしょうか。

千差万別の政経塾像

松下政経塾がめざすものについてはすべての塾出身者が共有するところでありますが、「松下政経塾とは何か」と問われれば、一人一人の志や取り組みの姿勢によってその答えは変わってきます。説明会に参加された皆さんからすればある意味、不思議に映ったかもしれません。しかし、これもまた政経塾の魅力の一つであり、だからこそ、より多くの現役生・出身者に出会ってもらうことが政経塾への入塾を希望される皆さんにとっても今後を考える良い材料になると思っています。

お見合いでもある説明会

そのうえで、政経塾は応募者の中から選りすぐりの「エリート」を集める場ではないということも知ってもらいたいですね。塾を志す皆さんも一人一人志が異なりますし、描いている活動の範囲や時間軸、アプローチも個々それぞれでしょう。現場にどっぷり浸かって活動をした方が良い人、研究を続けた方が結果を出せそうな人、政治志望でもうすでに出る選挙まで決めているという人は、政経塾以外の選択肢の方が志の実現の近道になるかもしれません。誰かにとって最適な研修機関だからといって、あなたにとって政経塾への入塾が最適な選択・タイミングかは分からないということです。だからこそ説明会はお見合いの場でもありますね。進路を考えるうえで、政経塾が志の実現のために最適な場所かどうか参加者の皆さんも見極める機会であって欲しいと思います。

ネットワークの広がる場へ

また説明会は皆さんの志を一層固めるきっかけや活動の幅を広げる場になればとも願っています。塾員会としても参加協力をすることになった今、この場が塾関係者も含めて志の出会いの場、人と人とのご縁が結びつく場となり、社会を変える活動の輪が広がっていけばと期待しています。入塾を希望される方だけではなく、社会課題に向き合おうという志の高い皆さんが出会う場としてもぜひ政経塾の説明会に足を運んでいただきたいですね。

関西塾員会の協力

                                          (左上から文中登場順)
 
実は本年から関西における説明会開催の際には政経塾の同窓会組織である「関西塾員会」(樽床伸二会長:3期生)も積極的に協力していこうということになり、今回はこれを受けて関西圏で活動する卒塾生も駆けつけてくれました。吉田治さん(6期)・福原慎太郎さん(22期)、そして私白岩正三(22期)が合流し、斎藤勇士アレックス(34期生)、山本将(35期生)2名の現役塾生と共に「松下政経塾で学んだこと」と題してパネルディスカッションを行いました。
関西塾員会としては、今後も幸之助塾主ゆかりの地大阪において、積極的に塾の理念の発信や共有を図る機会を設けていきたいと考えています。ご関心と想いのある皆さんと志でつながっていく政経塾でありたいと思っています。

                                         卒塾生 白岩正三氏(第22期)

Back